エルダー(40代、50代)の方が派遣会社の求人を探そうと場合、求人を探すのに苦労する方も多いかと思います。最適な求人を探すには、様々なコツがあり、コツをつかむことで、簡単に求人を見つけられ、また採用されやすくなります。ということで、エルダー(40代、50代)の派遣会社の求人探しのコツについて解説します。
派遣サイトの利用の仕方
派遣求人を探す場合、通常、派遣会社の求人サイトを探すことになると思います。このため、派遣サイトの利用の仕方についても解説します。
派遣サイトは、おおまかに以下の2種類があります。
1. 大手派遣会社の派遣求人サイト
1つ目は大手派遣会社(例えば、リクルートスタッフィング、テンプスタッフ等)の派遣求人サイトです。大手派遣会社の派遣求人サイトを利用する場合、通常、最初に登録会に参加します。この登録会では、職歴のヒアリングなどが行われ、その後、自分の希望に合った派遣求人が紹介されます。
他に、大手派遣会社の派遣求人サイトの求人検索で、自分に合った求人を見つけてエントリーするケースもあります。この場合も、通常、エントリー後に登録会に参加することになると思います。
2. 派遣求人の集合サイト
2つ目は派遣求人の集合サイト(例えば、リクナビ派遣やマイナビ派遣等)を利用するやり方です。派遣求人の集合サイトでは、複数の派遣元会社の求人が掲載されている特徴があります。例えば、派遣元会社であるA社、B社等の求人が、まとめて求人に紹介されています。
この派遣求人の集合サイトを利用した求人活動の流れは、以下の通りです。
①応募した派遣求人にエントリーします。
②エントリー後、派遣元会社の登録会に参加します。その後は、上述した大手派遣会社の派遣求人サイトの場合と同様に、コーディネータとの面談の後、エントリーした求人に応募したり、別の求人が紹介されることになります。
※ちなみに、エントリーした求人が成功しなかった場合でも、別の求人が通常、担当者から紹介されることになります。
※参考ページ…リクナビ派遣の派遣完ペキガイド
エルダー(40代、50代)の派遣求人の探し方のコツ
エルダーの方が、派遣求人を探そうとする場合、若い方より求人が見つけにくいは、ほぼ間違いないと思います。このため、ただ闇雲に派遣求人を探すと、なかなか見つけにくいかと思います。ということで、エルダー(40代、50代)の派遣会社の求人探しのコツを説明します。
私自身も現在40代の派遣社員ですが、派遣会社の求人探しのコツをつかむと、そんなに求人に心配する必要はなくなると思います。2017年現在、人手不足の傾向もあり、求人は非常に豊富にあるのが実感であり、また、平均時給も年々上昇しています。
エルダー歓迎の派遣会社を利用
派遣会社によって、エルダー(40代、50代)の方の採用を積極的にPRしている会社とそうでない会社があります。PRしている会社の例として、たとえば、マイナビ派遣等があります。また、派遣会社にエルダー事業部を設けている派遣会社もあります。
もちろん、これらのエルダー(40代、50代)の方の採用を積極的に展開している派遣会社や派遣集合サイトの方が、エルダー(40代、50代)可の求人数が多く、また採用される成功率が上がります。
自分の希望職種の求人が、豊富にあるか確認
派遣会社サイトには、通常、求人を検索できるページがあります。この求人検索ページで、自分が希望する職種が豊富にあるか確認した方が良いでしょう。希望職種が豊富にあるかの確認は、エルダーに限らない重要なポイントとなります。
理由は2つあります。
①ミスマッチの防止と採用率のアップ
自分が希望する職種が豊富にある場合、その中からさらに最適な職種を選ぶことができ、ミスマッチを防ぐことができます。また、求人側から見ても、求人にマッチした求職者の方が採用率も上がります。また、仮にエントリー(応募)した求人に採用されなくても、次の求人を応募できるメリットもあります。②派遣更新終了後の求職活動も有利になる
一旦、派遣求人に採用されて暫く勤めた後、派遣更新が終了した場合、次の派遣先を探すことになります。この場合、自分が希望する職種が豊富にある派遣会社の方が、次の派遣先を紹介される確率が上がり、求職活動が大幅に楽になります。仮に派遣会社の手持ちの求人の中に、自分にマッチした職種がない場合、別の派遣会社に登録することから始める必要があり、余計な手間がかかってしまうことになります。
検索条件に40以上があるか否かを確認
派遣会社のサイトには、たいてい求人の検索機能があります。この求人検索には、希望に応じて詳細に検索できる機能がついています。この詳細検索に、40代以上やエルダー歓迎などの検索条件があるか確認する必要があります。
仮にない場合、派遣求人に応募した結果、実は当該求人が40未満の求人であり、書類選考が通らないなんてことも、起こりえます。このため、派遣会社のサイトでは、必ず40代以上やエルダー歓迎の検索条件があるか否か確認した方がよいでしょう。
また、派遣会社のサイトで求人を探す際、もちろん、検索条件を40代以上やエルダー歓迎に設定した方が、年齢のミスマッチがなくなり、求人の採用率も高まります。
コーディネータと積極的にコミュニケーションをとる
登録会に参加したものの、派遣会社のコーディネータから電話やメールなどの反応がない場合が、たまに起こります。この場合、電話やメール等で積極的にコーディネータに連絡しましょう。コーディネータと積極的にコミュニケーションをとった方が、就業率が高かくなるデータが大手派遣会社で開示されていました。
希望条件を明確にする
意外に盲点かもしれませんが、自分の希望条件・職種がコーディネータに伝わっていないケースがよくあります。自分の希望条件・職種があいまいな場合、コーディネータが希望職種を上がす労力が増してしまい、派遣先の紹介がしにくくなります。また、自分の希望条件・職種とマッチしない求人を紹介されたりして、結果的に採用率が低くなります。
なかなか採用されない場合、希望条件を変更する
派遣求人にエントリーしたものの、なかなか採用されない状態が数社続いた場合、求人活動を戦略的に見直した方が良いでしょう。具体的には、採用を阻害する要因を洗い出す必要があります。例えば、職務経歴書をあまり丁寧に書いていなくて、書類選考に落ちた場合や希望条件が高すぎる場合等あります。
希望条件が高すぎる場合、希望条件を緩和した方が良いでしょう。例えば、希望の時給額を下げたり、希望勤務地の範囲を広げたりします。また、「数か月後に仕事可能」よりは、「即日仕事可能」の方が採用されやすい傾向にあります。また、職種にあまりこだわらないケースの場合、「あまり人気のない職種」に変更するのも一つです。
このように、なかなか採用されない場合、阻害要因を見つけて解決することで、あっさり採用されるケースが良くあります。例えば、逆に考えて求人に応募する際、求人のこの条件がなければ応募したのに、といった求人情報はよくみかけますよね。このように採用を阻害する要因を見つけることも、求人活動のポイントのひとつです。