派遣社員の場合、派遣の仕事以外の仕事や副業を掛け持ちですること(通称:Wワーク)は可能なのでしょうか?ここでは、派遣社員のWワークについて解説します。

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派遣のWワークは可能

現在、派遣会社でWワークを禁止しているところは、ほとんどありません。そもそも派遣社員の場合、ほとんど時給制であり、時給が発生している労働時間外は何をしてもよいという考えに基づいています。また、多くの主婦の方が派遣を利用してWワークをしている実情もあります。

さらには、大手の派遣会社(例えばエン派遣)のように、Wワークについて推奨している派遣会社もあります。※エン派遣の参考ページ

心配であれば、派遣会社の社内規定やネット検索(検索例「~派遣会社 副業」)で確認してみましょう。また、派遣元会社の担当者に副業可かどうか確認するのも一つです。いずれにせよほとんどの派遣会社で副業を認めているのが実情です。

Wワークの形態

例えば、1社目は通常通り派遣社員として平日5日勤務し、2社目は、土日や平日の夜に働くWワーク形態が、一般に多いようです。
また、1社目は派遣社員である場合、2社目の職種形態は、副業、パート、派遣社員、契約社員、正社員など、様々です。うまく活用して収入のアップを目指しましょう。

Wワークの注意点

Wワークをする場合には、いくつか注意点があります。Wワークも使い方によっては給料が大幅にアップするため、Wワークをうまく活用しましょう。

・Wワーク先が正社員、契約社員の場合は注意が必要

例えば、1社目は派遣社員として勤務しており、2社目が、正社員や契約社員の場合には注意が必要です。1社目の派遣会社から見た場合には、副業として何をやっても問題ありません。一方、2社目の正社員や契約社員を雇う会社が副業を禁止している場合があります。特に正社員の場合、副業を禁止している会社の方が多いと言えます。従って、正社員や契約社員としてWワークをする場合には、副業可かどうか確認した方が良いでしょう。

・スケージュール管理が必要

Wワークをする場合、当然2社合計の勤務時間が多くなるので、働きすぎて体を壊さないようスケージュール管理が必要になってきます。また、一方の会社の仕事が忙しすぎて2社目が休みがちになるケースもあります。うまくスケジュール管理をして快適なWワーク生活をしましょう。

・税金がやや面倒

1社のみであれば、通常、派遣会社が確定申告を行ってくれます。一方、Wワークをしている場合、2社以上から給料が発生します。このため、特に12月に2社以上から給与が発生する場合、自ら確定申告する必要があり、2社の収入を合計して確定申告する必要があります。

ちなみに、2社とも同じ派遣会社の場合、派遣会社が確定申告してくれるので、通常の1社のみの派遣社員と同様に自ら確定申告する必要もなく、楽と言えます。